- 2010-03-15 (月) 13:02
- 本
全10巻予定SF小説の第2巻。
今回は前巻とはがらりと変わって現代を舞台としたリアルパンデミックシミュレーション。
西暦201X年、謎の疫病発生との報に、国立感染症研究所の児玉圭伍と矢来華奈子は、ミクロネシアの島国パラオへと向かう。そこで二人が目にしたのは、肌が赤く爛れ、目の周りに黒斑をもつリゾート客たちの無残な姿だった。圭伍らの懸命な治療にもかかわらず次々に息絶えていく罹患者たち。感染源も不明なまま、事態は世界的なパンデミックへと拡大、人類の運命を大きく変えていく―すべての発端を描くシリーズ第2巻。
冥王斑の症状が、それにしても恐ろしい。空気感染。高い死亡率。潜伏期間の短さ。そしてなんといっても回復してもウイルスは残り続けて患者は感染源となり続け、しかも匂いを武器に人間の本能を刺激する。
フィクションで怖いなーと思った感染症は五分後の世界2のヒュウガ・ウイルス以来な気がする。
見え隠れする伏線。しかし、それらについて答えが出ることはない。まぁまだ2巻目だから仕方ないとはいえ、ひじょーにやきもきとさせられる。断章、フェオドール、クトコト。それにリエゾンドクター、ダダー、プラクティスの原型と思しき存在……これらが1巻とどうつながっていくのか楽しみ。
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