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Mac化していくウェブアプリケーション

さてさて、話題のWWDC07。残念ながら新しいハードウェアの発表は無かった様子。ほぼ当初の予測通り、Leopardをメインにソフトウェア関連の発表が目立った。

中でも気になるのはSafari for Windowsが発表。
すでにMacとWindows向けにSafari 3のベータ版が発表されている。

Apple – Safari 3 Public Beta
アップル – Safari 3 パブリックベータ

さて、なんでまたSafariのウィンドウズ版なんか出したんだ?とちょっと疑問に思った。けど少し考えてみると、なんとなくAppleの戦略が予想できるような気がしてきた。「iPodからMacへ」という流れに加えて「WebアプリケーションからMacへ」という流れをAppleは作りたいのかもしれない、となんとなく思いついた。

Leopardのデモを見るとiPodのUIを応用したようなインターフェースが目立った。昔、Front RowとApple Remoteが発表されたとき、あまりにもiPodよりなインターフェースだったから、iPodのユーザーをMacに呼び込もうと必死だなぁと思った。今回のLeopardではそれがさらに推し進められ、かつ使い勝手が進化しているように見える。Leopard、iPod、それにiPhone。OSもミュージックプレイヤーもスマートフォンも同じような操作感覚が得られるというのはすごい。

もうひとつ、インターフェースが重要になってくるのはウェブの世界だ。ブラウザという閉じた世界に構築されるサービスだし、OSに依存する部分も少ない。ブラウザさえあればどんなOSでも同じ使い勝手が得られる。言い換えれば、Mac OS Xライクなウェブアプリケーションがあってもおかしくはない。そしてそれは当然、(ちゃんと他のブラウザをサポートしつつも)Safariに最適化されるはずだ。

WindowsでMac OS Xのように使えるウェブアプリケーションが登場する可能性を考えると、Adobe AirGoogle Gearsなどを活用することも考えられる。そういえば.macとGoogleとの連携の噂もある(.MacがGoogleでパワーアップ? – Engadget Japanese)。今はもう公開されていないようだけど、Google LABSMac OS X風のトップページがあったこともある(米Google、“Mac OS X風”のトップページ「Google X」公開)。

iPodに慣れたユーザーが入りやすいMac。そしてMac OS X風のウェブアプリケーションによってさらに違和感無く、Macを扱いやすくなる。「そういうウェブアプリケーションが便利に使えれば別にOSなんてなんだっていいじゃん」と思う人もいる。けれど、なんだかんだで自分のデータのほとんどは、まだまだ自分のコンピュータの中にあるわけだから、それを操るためにはOSはかかせない。それにMacのデザイン的な魅力も大きいと思う。Windowsのまま使い続ける人も多いだろう。けどそのままにしておくよりも確実にMacへの移行組みが増えるのなら、それをしない手は無い、ってことなのかも。

iPod+iTunesの環境に慣れて、「これが使えるならMacでもいいかな」という人が増えた。MacにIntel CPUが搭載されて、MacでもWindowsが扱いやすくなった。「Windowsが使えるならMac欲しいな」っていう人が増えた。次は「このウェブアプリケーションが使えるんだから別にWindowsじゃなくてもいいや。むしろ同じ感覚で使えるMacの方がいいかも」という人が増えるような気がする。

とはいえ、結局はウェブアプリケーション次第。
次のAppleの動きが気になってしょうがない。

【via:Safari 3 for Windows 発表 – Engadget Japanese

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