Home > その他 > 安定環境とはなんぞや:OSのインストール、仮想メモリと一時ファイルの設定

安定環境とはなんぞや:OSのインストール、仮想メモリと一時ファイルの設定

今回はWindows XPのインストールだ。まずは各種ドライバ、ソフトウェアを準備してインストールに臨む。ここで、古めのPCなどにWindowsXPをインストールしようとするのならば、BIOSのアップデートもしておくと良いだろう(詳細は蛇足になってしまうので割愛)。よほど特殊な環境で無い限り、OSのインストールはスムーズに行われると思う。ひとつ注意するのはインストールの行程で3つのパーティション(C、D、E)を作成すること。このとき、ファイルフォーマットはNTFSを選択しよう。

この画面で“C”キーを押して未使用領域にパーティションを作成する。その際、パーティションサイズを設定できるので数十GBの領域を確保するといいだろう(これがシステム領域となるCドライブになる)。あとは同様の手順でキャッシュ領域となるEドライブを数GB~十数GB、データ領域となるDドライブが残りすべて、という感じで設定すればいい。最近のハードディスクはかなり大容量なのでDドライブも分割してもいい感じ。

OSのインストールが終わると、次は各種設定である。大きく分けて以下の5点について設定を施す。ここで、一連の作業は管理者権限で行う必要があるので、Administratorでログインしよう。

設定1.仮想メモリ

設定2.TEMP,TMPフォルダ

設定3.Internet Explorerキャッシュ

設定4.マイドキュメントフォルダ

設定5.レジストリ

仮想メモリとはHDDなどの外部記憶装置をメインメモリの代わりとして使用するWindowsの機能だ。メインメモリの空き容量が枯渇してくると、Windows はメモリ内容の一部をHDDなどにファイルとして保存する(これをスワップという)。OSからはこのスワップファイルが仮想的なメモリとして見える。メモリが潤沢にある場合(1GBとか2GBとか)、仮想メモリは無くても良いかもしれない。しかし、メモリがそれほど多くない場合や大量にメモリを消費するアプリケーションを用いる場合(Photoshopなどのアプリは大量にメモリを消費する)は、仮想メモリはあった方がいい。しかし、初期設定では仮想メモリはCドライブに作成されるため、このままではCドライブで頻繁に書き換え作業が起こり、ハードディスクのフラグメンテーション(ファイル断片化)の一因となってしまう。これを防ぐため仮想メモリをEドライブへと移すわけだ。

1.[スタート]-[コントロールパネル]-[システム]を開く。

2.[詳細設定]タブ内のパフォーマンスの[設定]ボタンをクリック。

3.[詳細設定]タブ内の仮想メモリの[変更]ボタンをクリック。

4. Cドライブを選択し、[ページングファイルなし]にチェックを入れ、[設定ボタン]をクリック。

5. Eドライブを選択し、[カスタムサイズ]にチェックを入れ、下部にあるすべてのドライブの総ページングファイルサイズにある推奨の値を入れる。

6.[設定]ボタンをクリックし、OKボタンをクリック。

初期サイズと最大サイズを同じサイズとするとファイル断片化が生じにくいので、好みで設定するいいだろう。

次はTEMP、TMPフォルダである。ここはアプリケーションなどがファイルの一時保存場所としてよく利用される。通常はアプリケーションの終了時にこれらのファイルは削除されるのだが、場合によってはファイルが残されることがある。TEMP、TMPファイルは既存のファイル名とは重複しないような名前で新規作成されるため、システムの起動や終了などを繰り返していると多くの一時ファイルが作成され、削除されなくなってしまうことがある。こららの内容はOSからログアウト、またはシャットダウンするときにはすべて削除してもかまわないものであるが、実際にはプログラムやサービスが使用しているなどして、削除されない場合も多い。そのため、これらの削除されないファイルが蓄積されることによって、システムのパフォーマンスの低下を招く可能性がある。そこで仮想メモリと同様にTEMP、TMPフォルダもEドライブへと移動させることによって、パフォーマンスの低下をできるだけ防ぐ。

このTEMP、TMPフォルダの指定は環境変数で行われている。2種類あるのは昔の名残で、現在ではいずれもほぼ同じ意味となっているようだ。というわけで双方の名前は残すが、指定する領域は同一化する。極力ファイルを分散させずにすることでパフォーマンスの低下をできるだけ防ぐことになるからだ。

1.[スタート]-[コントロールパネル]-[システム]を開く。

2.[詳細設定]タブ内の[環境変数]ボタンをクリック。

これで環境変数の設定画面が現れる。上段がユーザ環境変数、下段がシステム環境変数(つまり全ユーザ共通)である。通常は上下共に変数TEMPとTMPが設定されているはずだ。表示された環境変数のうち同じ環境変数が両方に含まれていると、ユーザごとの設定が優先される。そのためユーザ環境変数TEMP、 TMPを削除してシステム環境変数のTEMPとTMPを使うようにする。

3.ユーザ環境変数内のTEMP、TMPをそれぞれ削除する。

4.ステム環境変数内の変数TEMP、TMPの値を[E:\TEMP]とする。

もしもログインするユーザが複数いる場合には、ユーザごとのTEMP、TMPフォルダを設定してもよさそうだ。その場合、ユーザ環境変数内のTEMP、TMPは削除せずにEドライブにユーザ別にフォルダを指定すればいい。

次はInternet Explorerのキャッシュフォルダの設定……だけど、長くなってきたので次回へ続く。

ブックマークなど
  • Google Bookmarks
  • del.icio.us
  • Facebook
  • MySpace
  • Live
  • FriendFeed

関連記事

Comments:0

Comment Form
Remember personal info

Home > その他 > 安定環境とはなんぞや:OSのインストール、仮想メモリと一時ファイルの設定

Meta

Return to page top